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1989年の12月はバブル相場が、最高潮に達した時でした。
1988年に導入された先物指数と、日経の現物との価格差は
先高感から1000円もの開きが発生し、(先物高、現物安)
ソロモンブラザーズはこの価格差をうまく利用しました。
まず、3月限の先物を売り・同時に現物を買いと裁定買いを1900億円実施します。
ソロモンの現物買いで価格はさらに上がり、バブル最高値をつけますが
ソロモンにしてみれば、裁定買いしてるので上がろうが下がろうが両者の差額が広がらなければ
現時点では関係ありません。
そこで、ソロモンは
日本株のバブル崩壊にかけ、まずはプットを大量に購入します。
それと同時に600億円分の日本国債を購入します。
そして、アメリカ国民には日本株売りファンドを推奨し、
買ったばかりの600億分の日本国債を投げ売りし、日本国債の暴落を招きます。
国債の投げ売りは、金利上昇をもたらし
今まで先高感で買われていた先物の方が、現物よりも先に売られるようになります。
こうやって、1900億分の裁定取引分に利益が生まれ始めます。
ソロモンは、先物がストップ安になったその時に
先物売りをしていた分を買い戻し、
同時に現物を大量に売ります。
そして、その日
株価は4.5%も下落し、
大量に買っていたプットが爆発的な利益を生みました。。。。
http://jcoffee.g2s.biz/retsuden3.htmlJ・coffees氏より
当時、ソロモンブラザーズの東京支社長が
明神茂 (元副会長)
マネックス証券の
松本大末永徹(元トレーダー)
藤原直哉松藤民輔と、錚々たるメンバーですな^^
マネックスの松本氏に関しては・・・・・
マネックス・ショックとは、
マネックス証券が
ライブドアおよびライブドアの子会社の株式の信用担保能力の評価をゼロとすると取引日の日中に突然発表したことに端を発した、株式市場の連鎖的な混乱と暴落のことである
これが有名ですね^^
担保が突然ゼロ評価。
後場、マネックス証券がライブドア株およびその関連会社の担保能力を予告なく「掛け目ゼロ」にした。そのため、ライブドア株やその関連会社の株を
代用有価証券として信用取引を行っていた投資家は、追加証拠金を積むか、あるいは他の銘柄に対して「換金売り」を行う必要に迫られるのではとの連想が働き、売注文が増加しただけでなく、他の証券会社がマネックス証券の方針に追従するのではないかとの思惑から売り注文が加速し、売りが売りを呼ぶ強烈な波及効果となって現れた
[1]。
マネックスの代表取締役社長CEOの
松本大は、与謝野金融担当相の発言(下記)を受けて、「当社は、株式市場の重要な担い手の一つである証券会社として、また上場企業であるマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社の100%子会社として、その株主価値を守る責務があります」「個別の経営判断として特定の株式の代用有価証券としての担保価値の評価が困難になったと総合的に判断される場合に、その担保掛目を下げることは、経営の選択肢の一つであると考えております」とのコメントを発表した。
あれが、なかったら?
ひょっとしたら、マザーズ指数89%下落・・・・・
なんてなかったかもしれませんね^^
ソロモンですが、
現在看板がなくなり、シティがその仕事受け継いでます☆
ソロモンブラザーズ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%AD%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%82%BA