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バーゼルIII合意が最優先とG20に報告へ=関係筋
[ロンドン 20日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)と金融安定化理事会(FSB)は、国際決済銀行(BIS)の新たな銀行自己資本規制「バーゼルIII」をめぐる合意が銀行規制の最優先事項との報告を、今週の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に提出する。G20関係筋が20日明らかにした。
IMFとFSBは「大き過ぎてつぶせない」銀行をどう扱うかについて共同でまとめた報告書を提出する。
G20関係筋は「バーゼルIIIが最優先課題というのがこの報告書の主要なメッセージだ。銀行課税の影響に関する調査はバーゼルIIIの影響を検討した後だ」と述べ、「銀行課税について協議することでバーゼルIIIへの政治的な勢いが失われることをIMFとFSBは懸念している」と説明した。
報告書は、バーゼル銀行監督委員会がリスクの大きい大手金融機関について資本規制の強化を検討していることを示す。
またこの問題について、銀行に対する課税や将来の銀行救済のための資金拠出に関する判断をG20が下す前に、検討結果をまとめるようバーゼル委に求める。
G20筋は、銀行に対する追加資本規制と課税は二者択一ではないと述べ、うまく組み合わせて導入することが可能との認識を示した。
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バーゼルⅲ
よーわからんけど、さらに資金増加しとけ~!!って話ですか??
そら、株も換金せんとあかんですよね(汗)
ロンドン 25日 ロイター] 日米欧など主要国の金融監督当局でつくる国際決済銀行(BIS)のバーゼル銀行監督委員会が昨年12月に発表した銀行の資本基準などの新規制案は、銀行のリスクを減らし、政府による銀行救済といった事態を防ぐことにつながるだろうが、銀行には重い負担となり、先進国の景気回復の足かせになる可能性もある。
新規制案が導入されると、一部の銀行は数十億ドル規模の新たな資本や流動性の調達、100%保有していない会社を手放すか完全子会社化するかの決断、金融市場での取引や配当方針の見直しを迫られる。
クレディ・スイスの試算によると、現行ルールから新規制案に移行した場合、欧州で1390億ユーロ(1970億ドル)の資本上積みが必要になる。
ただ、2012年末に予定される新規制の導入を見越して、各国が銀行に資本増強を求めているため、導入時点で必要な追加資本額は試算よりはるかに少ない500億ユーロ程度となりそうだ。
それでも投資家の間では懸念がくすぶり続けている。
英バークレイズ(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)について、クレディ・スイスが1月19日付のリポートで、新規制のもとで現在の資本基盤の約3割に相当する170億ポンドの資本増強を迫られる可能性を指摘。このリポートを受けてバークレイズ株が売られる場面もあった。
バーゼル委員会は現在、新規制案について銀行業界から意見を収集しており、2010年末までに詳細を確定して発表する予定。
抜粋終わり
http://jp.reuters.com/article/companyNews/idJPnTK861235520100203